ニュース 政治 作成日:2011年12月2日_記事番号:T00034114
鴻海科技集団(フォックスコン)の郭台銘董事長は、来月の総統選挙について1日、現職の馬英九候補(国民党)を支持する姿勢を初めて明らかにした。郭董事長は馬総統について「経験豊富なかじ取りで、安全な投資環境を提供してくれる」と評価する一方、民進党の蔡英文候補については「経験がない」と批判、「政権が交代することになれば致命的な空白期間が生まれる」との懸念を示した。2日付中国時報が報じた。
今年から来年にかけての経済情勢について郭董事長は、「風雲が起き、山河が動くがごとし」と表現し、激動の最中にあるとして「台湾は経験のあるかじ取りが必要」と強調。企業にとって不確定要素が最も恐いとした上で、馬総統が主導すれば安定した経済発展が可能で現在の計画を継続することができるが、政権交代となれば、新総統が就任する5月以降に計画を見直す必要が生まれ、対応が遅れる可能性があると指摘した。
その上でタイで初めての女性首相となったインラック・シナワット首相について言及し、「経験の無さが洪水被害対策のまずさに現れた」と指摘。同じく当選すれば台湾初の女性総統となる蔡候補を暗に批判した。
郭董事長はまた、「総統選の結果に備え、企業は『2パターン』の対応策を講じておく必要がある」と語り、第3の候補である宋楚瑜氏(親民党)について、「当選を考慮する必要はない、戦況をかく乱するために出馬しただけだ」と語った。
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