フォード車生産・販売の福特六和汽車は１日、台湾生産のコンパクトＳＵＶ「エスケープ」の販売価格を来年から約３%に当たる２万台湾元（約５万2,000円）、また代理販売しているマツダの台湾生産車「マツダ３」（日本名：アクセラ）も来月から１万～２万元、それぞれ引き上げると発表した。２日付工商時報が伝えた。
マイナーチェンジ版の新エスケープ
同社は「東日本大震災やタイの洪水の影響で自動車部品の調達コストが世界的に上昇しており、日系、欧州系、米国系にかかわらず値上げ圧力がある」と理由を説明している。「フォーカス」など他の台湾生産車も近く値上げする方針だ。エスケープについては年内は現在の価格のまま予約を受け付ける。
なお福特六和汽車は１日、マイナーチェンジ版のエスケープを発表した。エアバッグを４個搭載している。同車は現在、台湾で唯一70万元を下回るＳＵＶで、毎月500台前後が売れているという。
2002年に台湾生産を開始して以来、累計販売台数は13万台以上に上る。
