ニュース 政治 作成日:2011年12月5日_記事番号:T00034140
来年1月の台湾総統選挙を控え、候補者3人による第1回テレビ討論会が主要メディアの主催で3日行われ、再選を目指す与党・国民党の馬英九総統、政権奪回を目指す野党・民進党の蔡英文主席、野党・親民党の宋楚瑜主席が論戦を繰り広げた。
討論会の視聴率は50%を超えたといわれ、有権者の総統選への関心の高さをうかがわせた(3日=中央社)
争点の中台問題をめぐり、馬総統は「一つの中国、それぞれの解釈」という「1992年の共通認識(92共識)」を中台交流の基礎とし、「不統、不独、不武」(統一せず、独立せず、武力行使せず)というのが多数の民意だとの従来の主張を繰り返した。
これに対し、蔡主席は「92共識は存在しない」とし、当選後に与野党で「台湾の共通認識」を形成し、中台の長期的発展の基礎とすべきだと主張した。
宋主席は、「中台間は平和であるべきで、台湾は挑発すべきではない」とした上で、中国は台湾側の主権を尊重すべきだと訴えた。
蘋果日報が4日に実施した世論調査で「誰が最も優れた討論を行ったか」を尋ねたところ、馬総統が47.61%でトップとなり、以下、蔡主席(35.49%)、宋主席(14.37%)だった。また、「もしあすが投票日なら、誰に投票するか」との設問では、馬総統(47.04%)がトップとなり、蔡主席(36.90%)、宋主席(12.11%)の順だった。
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