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TSMC董事長、「来年は7%以上の増収」


ニュース 電子 作成日:2011年12月5日_記事番号:T00034160

TSMC董事長、「来年は7%以上の増収」

 ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の張忠謀董事長は2日開かれたフォーラムで、来年は、世界金融危機からの景気の谷底を脱して反発した2009年の事例が再度起きる可能性があるとして、同社の売上成長率を7%以上と予測した。一方で、金融危機の際には中国が世界経済のけん引役を果たして成長を回復したが、今回は「各国が内需に頼らざるを得ない」と述べた。また、来年の世界半導体産業については前年比3~5%成長、ロジックICは6~7%成長と予測した。3日付中国時報が伝えた。

 張董事長は10月末の業績説明会では、来年の世界半導体業界、TSMCの売上高ともに3~5%増としており、今回これを上方修正した形だ。

 なお鴻海科技集団(フォックスコン)の郭台銘董事長が先月末、「今年から来年にかけての不況は10メートルの大波がやって来たかのようだ」と評したことに言及し、「そうした見方は悲観しすぎだ」と指摘した。その上で、来年の世界経済が低成長になるのは避けられないが二番底に陥いることはないとの見方を示した。