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台水、漏水率改善に10年計画


ニュース 公益 作成日:2011年12月6日_記事番号:T00034169

台水、漏水率改善に10年計画

 水道公社、台湾自来水公司(台水)はこのほど、政府による漏水率改善要求に対し、1,372億台湾元(約3,500億円)を投じる10年計画(2013〜22年)を提出した。漏水率を現在の20.5%から14.4%に引き下げることを目指す。これにより配管工事(計1万1,790キロメートル)を行う中小企業に大きな商機がもたらされる見通しだ。6日付工商時報が報じた。

 台水の調査によると、台湾全土で最も漏水率が高いのは台東県の35.29%で、これに基隆市・新北市北部の34.88%、南投県と台中市の29.75%が続く。

 また経済部が5日、立法院経済委員会で行った報告によると、現在、55万世帯が水道供給を受けていない。経済部水利署はこうした状況を改善するため、12〜15年の4年間に16億元を投じ、新たに1万6,000世帯に水道水を供給する改善計画を提出した。なお、新たに水道を通すためにかかるコストは1戸当たり約10万元で、全世帯への水道供給を実現するには合計550億元の費用が必要となる。