ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2011年12月6日_記事番号:T00034179
鉄鋼市場が世界的に低迷する中、中国鋼鉄(CSC)と中国・宝鋼集団を含む中台の同業大手が連携し、資源大手3社に鉄鉱石の供給量の15~20%削減と契約価格を約23%引き下げるよう求めている。これに対し、ブラジルのヴァーレが同意したとの観測が出ており、事実とすれば鉄鋼製品のサプライチェーンでコスト低減が見込まれる。6日付経済日報などが伝えた。
CSCと宝鋼集団はヴァーレ、豪州のBHPビリトンとリオティントの3社に、現在と次期の契約期間中は鉄鉱石の供給量を15~20%減らすとともに、1トン170米ドルから140米ドルに引き下げるよう求めている。ヴァーレは、供給減および比較的安価なスポット価格での取引に合意したとみられるが、その他2社からは依然同意が得られていないようだ。3社がCSCに供給している鉄鉱石の量は年間約1,000万トンとされる。
証券会社のアナリストは、資源大手3社との交渉の成否はCSCの第4四半期の損益だけでなく、来年第1四半期の利益にもかかわり、合意が成立すれば、同社にとって鉄鉱石の在庫減やコスト圧力緩和などメリットが大きいと指摘した。
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