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シャープが台湾で生産委託拡大、地場メーカーに期待感


ニュース 家電 作成日:2011年12月6日_記事番号:T00034180

シャープが台湾で生産委託拡大、地場メーカーに期待感

 シャープの菅野信行・常務執行役員(中国本部長)は5日、同社の液晶テレビの販売台数が来年は今年(1,350万台)を下回るとの見通しを示すとともに、32インチ以下の機種については、生産委託を中心に海外工場での生産にシフトする考えを示した。市場関係者は奇美電子(チーメイ・イノルックス)、鴻海精密工業、緯創資通(ウィストロン)などが恩恵を受けるとみている。6日付経済日報が伝えた。

 菅野氏はシャープの70インチ液晶テレビの発表会に出席するため、同日台湾入りした。シャープは今後、自社生産を60インチ、70インチなど大型液晶テレビに絞り込んでいく戦略だ。

 菅野氏はまた、液晶パネル技術の奇美電への供与を進めるとともに、家電大手の声宝(サンポ)との提携関係を活用し、同社での冷蔵庫、エアコン、洗濯機、普及型液晶テレビの委託生産を拡大する意向を示した。サンポは林口工場の生産設備を改善し、受託生産の拡大に備える。