ニュース 電子 作成日:2011年12月6日_記事番号:T00034189
液晶パネル大手、奇美電子(チーメイ・イノルックス)の廖錦祥董事長が辞任したことに伴い、6日付経済日報は、今後のシナリオについて、アナリストや業界の見方に基づき、5つの可能性を指摘した。
第1のシナリオは、奇美電の財務状況改善を図るため、2位株主の鴻海科技集団(フォックスコン)の郭台銘董事長が、奇美電に対する協調融資に保証を行い、銀行団が400億~600億台湾元(約1,030億〜1,550億円)を融資するとの見方で、最も有力な選択肢とみられている。
第2に第3四半期末時点で519億9,200万元に達した奇美電の累積赤字を一掃するため、減資、増資を行うことが考えられる。増資の過程で鴻海が経営権を握る可能性もある。
このほか、第3に奇美電が新たな提携パートナーを迎えるというシナリオ、第4に奇美電のうち、収益力が高いタッチパネル、中小型パネル部門を経営分離(スピンオフ)し、不採算の大型パネルを売却するとのシナリオもある。最後は政府主導による友達光電(AUO)との統合推進というシナリオだ。
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