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台湾東洋、血友病治療薬など開発に2億ドル


ニュース 医薬 作成日:2011年12月7日_記事番号:T00034203

台湾東洋、血友病治療薬など開発に2億ドル

 台湾東洋薬品工業(TTYバイオファーム)は6日、傘下の投資会社および、永昕生物医薬(マイセナックス・バイオテック)、東生華製薬(TSHバイオファーム)と共同で血友病治療向けの遺伝子組み換えタンパク薬、およびバイオ後続品(バイオシミラー)開発を行うと発表した。初期投資額は2億米ドル。7日付経済日報が報じた。

 台湾東洋によると、血友病には2種類あり、第IX因子の変異によって引き起こされるタイプは血友病患者の25%にすぎないため、有効な治療薬がなく、同社の開発が順調に進めば市場を独占できるという。

 台湾東洋が開発する遺伝子組み換えタンパク薬は、今年年初に動物科学研究所より技術移転を受けたもので、オーファンドラッグと認定されているため、臨床試験が1度で済み、3年半以内に世界で販売することが可能になるという。既に米食品医薬品局(FDA)への臨床試験申請の準備を進めており、今後台湾、欧州、インドなどで試験を行う。

 またバイオ後続品については関節リウマチ治療薬とみられており、間もなく第3相臨床試験に入る見通しで、4年後の生産開始を目指す。