ニュース 自動車・二輪車 作成日:2011年12月7日_記事番号:T00034209
台湾を訪問中の三菱自動車工業、春成敬副社長は6日、同社が近年注力している電気自動車(EV)について、2015年までにEVおよびプラグイン・ハイブリッド自動車(PHEV)8車種を市場に投入すると語った上で、台湾生産の可能性についてパートナー企業の中華汽車工業(チャイナ・モーター)と協議を行っていることを明らかにした。7日付工商時報などが報じた。
春成副社長はまた、深刻な円高を受け、同社は台湾を含む海外での部品調達比率を今後2年内に25%まで引き上げ、さらに新たな生産能力増強についても海外で行うとの方針を示した。その上で、中華汽車にはディーゼル車およびEVともに生産を委託することになると語った。EVについては台湾市場の成長を待って委託を開始する考えで、三菱が国際市場展開を行う上で中華汽車を生産パートナーとする方針だ。
なお中華汽車は同日、輸入車「ASX(日本名:RVR)」および「パジェロ」の新車を発表した。発表会に出席した春成副社長は、現地生産導入により台湾での販売価格は引き下げられるが、輸入車の位置づけや顧客構造にも影響を及ぼすため、すべての車種を現地生産化することはないと語った。
また中華汽車の劉興台・執行副総経理は、来年の台湾市場について、今年比横ばいか小幅マイナスの36万台規模と慎重な見方を示した上で、シェア15%維持の目標に変わりはないと強調した。
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