ニュース 電子 作成日:2011年12月7日_記事番号:T00034214
韓国メディアによれば、サムスン電子はこのほど、中国に20ナノメートル以下の製造プロセスによるNAND型フラッシュメモリーの工場を新設するための申請書を韓国政府に提出した。台湾の半導体業界は、中国市場で韓国メーカーとの技術格差が広がることを懸念している。
サムスンの投資計画は、スマートフォンやタブレット型パソコンの生産拠点となっている中国市場を先取りするのが狙いだ。2013年にも操業を開始する構えで、今後は建設地の選定に入る。サムスンはこれまで技術流出を懸念し、中国への生産ライン設置に慎重だったが、方針転換を図った格好だ。
これについて、6日付工商時報は「サムスンが最新の20ナノメートル製造プロセスで中国に生産拠点を設けることは、中国のメンツを立て、サムスンが今後数年間で中国の携帯デバイス市場に攻勢をかけることを示している」と分析。
その上で、「来年は中国の第12次5カ年計画で資金投入が拡大される年に当たり、台湾はまたも巨大な中国市場のパイを韓国人に差し出してしまうに等しい」と評し、投資規制で対中投資が自由に行えないことや、韓国メーカーとの技術格差拡大に強い懸念を示した。
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