ニュース 政治 作成日:2011年12月8日_記事番号:T00034225
週刊誌「壱週刊」が7日発売の最新号で、「祖国統一工作」を任務とする中国共産党中央統一戦線工作部(中央統戦部)が、来月の台湾総統選挙に絡み、現職・馬英九候補(国民党)後援会の張朝国・名誉副主席、および馬陣営の選挙応援活動において動員を指揮する台湾各地の同郷団体幹部28人を上海市で接待し、「馬さんを助けてあげてほしい」などと呼びかけたと報じた。これに対し馬候補の選挙対策本部は、張副主席の訪中について「私的な旅行」とした上で、中国が台湾の選挙へ干渉することに強く反対するとのコメントを発表した。8日付蘋果日報が報じた。
張・後援会副主席も「今回の旅行は毎年定期的に行っている交流活動で、選挙とはまったく関係ない」と主張しているが、「壱週刊」の記事によると、上海で開かれた宴席である同郷団体幹部は「今回の選挙は負ける可能性もあり、一致団結が必要だ」と語ったという。
なお同問題について中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)の楊毅報道官は7日、「中央統戦部が台湾の選挙で特定候補を支援しているといった報道は全く根拠のないものだ」と強調し、「大陸(中国)は台湾の選挙に『介入せず、批評せず』の立場を堅持する」と語った。
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