ニュース 運輸 作成日:2011年12月8日_記事番号:T00034231
台北都市交通システム(MRT)の新路線、松山線(西門~松山)建設工事で、北門駅建設予定地の地下から、かつての台湾鉄路(台鉄)と台湾高速鉄路(高鉄)建設工事で残されたH型鋼が計9個見つかり、トンネルの掘削作業がストップしている。これにより工期が4~6カ月遅れる見通しだ。8日付蘋果日報が伝えた。
松山線ではこれまでにも百貨店の地盤アンカーが障害となり3カ月工事が停止するという事態が起きていた。また台北MRTの新路線では、信義線の象山駅でも地下構造物が見つかり、建設が8カ月にわたりストップした。これを受けて台北市捷運工程局は2010年以降、建設中の路線については大型水平ドリルでの掘削による障害物探査を優先して進めていた。
同局によると、残留H型鋼が見つかったケースについては今年3月に周辺の土壌補強のためグラウチングを行っており、来年1月末から型鋼を取り除きつつトンネル掘削を進める。このため工事の進度が遅れることになるが、13年末の開通を目指し、後続の作業を急ぐとしている。松山線は全長8.5キロメートル、計8駅で、07年1月に着工した。
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