ニュース 家電 作成日:2011年12月8日_記事番号:T00034239
年末商戦で3D(3次元)映像対応の液晶テレビで値下げ競争が激しくなりそうだ。奇美グループの「CHIMEI(チーメイ)」は台湾市場での首位奪取を狙い、最近55インチの3Dテレビを台湾大手ブランドとしては過去最低の5万8,888台湾元(約15万円)に引き下げたほか、「資訊月(インフォマンス)」で発光ダイオード(LED)バックライト搭載製品を全シリーズで10%値下げするなど攻勢に出ている。8日付工商時報が伝えた。

家電市場の不況を受けて、奇美のブランド事業は今年の液晶テレビの目標販売台数を、当初の20万台から16万5,000台に下方修正した。しかしライバルのLGエレクトロニクスやソニーに対抗するため、積極的に値下げ戦略を打ち出している。
またシャープと声宝(サンポ)の合弁販社、夏宝も、ソニーが例年12月中旬に液晶テレビ価格を全面的に下げてくるのを見越し、2012年向け40~60インチの大型3Dテレビ新製品発表の際に、旧機種より10%以上価格を引き下げることを明らかにした。
一方、55インチの3Dテレビを5万9,900元で販売している大同(TATUNG)や、東元集団(TECO)などその他台湾大手は当面は様子見の構えだ。
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