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住宅取引が低迷、過去8年で最低も


ニュース 建設 作成日:2011年12月9日_記事番号:T00034257

住宅取引が低迷、過去8年で最低も

 ぜいたく税の導入と欧米の財政危機の影響で、住宅の成約件数が過去5カ月連続して減少している。内政部の統計では1~10月の台湾全土の住宅の売買移転登記件数は30万8,000棟。通年では35万8,000棟前後と予測され、金融危機に見舞われた2008年の37万9,000棟も下回り、04年以来の8年で最低となる見通しだ。9日付工商時報が伝えた。

 不動産仲介大手、永慶房仲集団の最新統計によると、台北市、新北市、桃園県、新竹市、台中市、台南市、高雄市といった都市部では、ぜいたく税の導入前と比べ中古住宅の成約件数が減少している。主な県市では台北市が22%減、新北市が19.6%減、台南市が31%以上減っている。新竹市は4%減にとどまった。

 永慶房産集団研究発展室の黄増福協理は「今年は年初から不動産市場が一貫して低迷し、住宅の取引件数が減り続けている」と説明する。ただ、10月以降は減少幅が徐々に縮小しており、住宅価格は反発する可能性もあるという。