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CSCの11月税引前利益、金融危機後最低を更新【図】


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2011年12月9日_記事番号:T00034259

CSCの11月税引前利益、金融危機後最低を更新【図】

 中国鋼鉄(CSC)が8日発表した11月業績は、売上高が前月比4.42%増の204億6,000万台湾元(約527億円)となった。一方、同月の税引前利益は同47.8%減の5億7,600万元と、2008年の金融危機後の最低を記録した。ただ、証券会社の予測は上回った。9日付工商時報が伝えた。

 1~11月累計では売上高が前年同期比11.47%増の2,220億5,900万元、税引前利益が同41.49%減の243億8,700万元となった。

 しかし証券会社は、鉄鋼製品の価格下落に伴う在庫評価損の計上圧力があるため、12月は赤字転落するとともに第4四半期通期でも小幅損失を計上し、通年の税引前利益は200億元前後に減ると予測する。

 来年の景気についてCSCは「来年1~2月の台湾市場向け価格を平均7.08%下げて国際相場に近づけたため底入れが見込め、加えて現在の受注状況は予想を上回っており、鉄鋼市況は来年第2四半期にも反転して製品価格も反騰する」との見通しを示した。

 なお11月の販売量は前月比4.14%増の約76万トン。海外市場向けの比率が31.23%と単月では過去最高だった。