ニュース 電子 作成日:2011年12月9日_記事番号:T00034272
IC設計の矽統科技(SIS)は、パソコン向けチップセット事業から撤退して以降、聯想集団(レノボ)が中国で販売するタブレット型PC「楽Pad(Le Pad)」へのタッチスクリーンコントローラIC供給を目指していたが、このほど発表された10インチ製品「S2010」向けの受注を獲得したもようだ。今月から出荷を開始しており、来年第1四半期末から第2四半期初めにかけて出荷量が増える見通しだ。9日付工商時報が報じた。
観測に対しSISは、「顧客の製品に関することには答えられない」とコメントしているが、事実とすれば、同社は初めて世界10大ブランドの一つから受注を獲得したことになり、来年上半期の業績に大きく貢献しそうだ。
SISは今年第3四半期以降、タッチスクリーンコントローラICおよびデジタルテレビ用セットトップボックス(STB)がそれぞれ売上高の50%を占めている。ただ、チップセットに代わる新たな収入源が見いだせていないことから業績は悪化しており、今年1〜11月の累計売上高は13億8,700万台湾元(約35億6,000万円)で前年同期比44.64%減の大幅なマイナスとなっている。
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