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「陳前総統救出計画を立てる」、蔡英文民進党主席が09年に発言


ニュース 政治 作成日:2011年12月12日_記事番号:T00034279

「陳前総統救出計画を立てる」、蔡英文民進党主席が09年に発言

 内部告発サイト「ウィキリークス」が公開した米外交公電で、2006年以降の台湾に関係したものを集めた『維基解密・台湾』(時周文化出版)によると、蔡英文・民進党主席が09年6月に米国在台協会(AIT)に対し、「陳水扁前総統救出計画」を同党が立案していると伝えていたことが明らかになった。蔡主席は当時、巨額のマネーロンダリング(資金洗浄)などで起訴されていた陳前総統は、拘置期間が法的規定を超えており、司法システムが信用できないことを大衆に伝えなければならず、民進党は台湾の裁判所の公平性と正義回復のためより多くの行動をとらなければならないとの認識を示していたという。12日付中国時報が報じた。

 AIT側は蔡主席の発言を受けて、「蔡主席は以前、自身と民進党は陳前総統と距離を置き、一審判決を待つとの意向を示していたが、現在は台湾の司法システムに対し、公正の保持と陳前総統の即時釈放を要求することを計画している。これは、陳前総統のためにより多くのことをするよう求める党内の一部の人物の気持ちをなだめる効果があるかもしれないが、陳前総統の長男、長女、娘婿も偽証を認めているため、この路線にはリクスがある」とコメントしたという。

 「ウィキリークス」はまた、当時、蔡主席の人気が高まっていたことに対し、08年の総統選挙に同党の正副総統候補として立候補して敗れた、謝長廷、蘇貞昌の両氏が面白くない感情を抱いていたことも伝えた。