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緑能の受注回復、「2日出勤2日休暇」体制終了


ニュース その他製造 作成日:2011年12月12日_記事番号:T00034287

緑能の受注回復、「2日出勤2日休暇」体制終了

 太陽電池用多結晶シリコン(ポリシリコン)ウエハーの緑能科技(グリーン・エナジー・テクノロジー)は10月以降、業界景気の悪化を受けた設備稼働率の引き下げに合わせ、「2日出勤2日休暇」の就業時間短縮体制を取っていたが、受注に回復が見られることからこのほど同措置を終了し、従来の「4日出勤2日休暇」に戻した。林和龍・同社総経理は、「現在の需要はまずまずで、稼働率も小幅に上昇している」と説明した。12日付蘋果日報が報じた。

 緑能は第3四半期末に稼働率が70%まで落ち込み、減産体制を敷いたことで従業員の労働時間は1カ月当たり10時間以上短縮、残業手当や夜間シフト中止により夜勤手当がなくなったことで月給は数千元減少していた。

 林総経理は、12月から一部の高品質製品で価格上昇の兆しもあり、顧客の需要を満たすため、状況を見ながら稼働率を引き上げていくとの考えを示した。また、現在も価格低迷が続き、出荷すれば損失が拡大する状況となっている太陽電池用シリコンウエハーについては、「顧客の運営に支障が出ないよう、高変換効率製品の比重を高めつつ出荷を継続する」との考えを示した。