ニュース その他製造 作成日:2011年12月12日_記事番号:T00034289
台塑集団(台湾プラスチックグループ)は、社会的情勢および政府方針との食い違いによる環境影響評価の難航を受け、第6ナフサ分解プラント(雲林県麦寮郷、通称六軽)第5期拡張計画の先送りを表明したことに関連し、太陽電池産業の川上分野に対する投資を断念する構えとみられる。12日付蘋果日報が伝えた。
台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)が110億台湾元(約283億円)を投資して建設する予定だったシランプラントは計画の中止が確定。台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー)が330億元の投資を見込んでいた多結晶シリコン(ポリシリコン)プラントについても断念を検討しているもようだ。
第6ナフサ5期は、環境影響評価に対する審査が難航する中、第6ナフサプラントで昨年7月以降、7件の爆発事故や火災が相次ぎ、台プラグループは安全性の向上を重視するとともに、投資を高付加価値品目に集中させる方針に転換していた。ポリシリコンプラントに関しては、業界全体で過剰投資ぎみとなり、需要見通しが暗いことから計画撤回の公算が高い。
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