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iPad3、鴻海が春節も生産急ぐ


ニュース 電子 作成日:2011年12月12日_記事番号:T00034299

iPad3、鴻海が春節も生産急ぐ

 EMS(電子機器受託生産サービス)最大手、鴻海科技集団(フォックスコン)は、アップルのタブレット型パソコン新製品「iPad3」の生産を来年1月に開始、2月には生産量を増やすため、来年の春節(旧正月)期間、iPad部門の連休を5日間と、その他部門の2週間に比べ短く設定して生産を急ぐ構えとみられる。12日付工商時報が花旗環球証券(シティグループ・グローバル・マーケッツ)の張凱偉チーフアナリストの話を基に報じた。

 張アナリストによると、鴻海の11月売上高は3,000億台湾元(約7,700億円)を超える過去最高を記録しており、そのサプライチェーンにタイ洪水による影響が見られないこと、iPhoneの出荷が急激に増えていることが見て取れるという。同月のiPhone出荷は前月比200万台増の1,400万台、10〜11月累計は2,600万台に達しており、第4四半期受注目標の3,700万台は軽く超える勢いだ。

 一方、鴻海はiPadの第4四半期受注目標を従来の1,100万台から1,300万台に引き上げたもようで、張アナリストは鴻海の同期非連結売上高の予測値について、前期比27%増と、従来の11%増から上方修正している。