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鴻海の中国小型3C販売店、赤字で閉店の危機も


ニュース 商業・サービス 作成日:2011年12月13日_記事番号:T00034315

鴻海の中国小型3C販売店、赤字で閉店の危機も

 13日付電子時報が外電の報道を基に伝えたところによると、鴻海科技集団(フォックスコン)が中国で展開する小型3C(コンピュータ、通信、家電)製品販売ショップ「万馬奔騰電器超市」は、今年1,000店の出店を目指していたが、いまだ約280店にすぎず、うち20店余りは深刻な赤字で閉店の危機に面しているという。万馬奔騰の元従業員によると、多くの店舗で損失が出ており、広東省の2店は11月に本社に閉店を命じられたという。

 鴻海集団は当初、中国地方都市に狙いに定め、従業員が故郷に戻って出店する形での店舗網拡大を想定していたが、店舗運営の経験不足で多くが行き詰まり、5月には新規出店を打ち切った。

 胡国輝・販売事業群董事長は、万馬奔騰計画の始動からまだ1年余りで、今は発展途上の段階だと釈明した。

 中国の大手家電量販チェーン、国美電器(GOME)に10年以上勤めていた趙分興氏は、万馬奔騰がうまくいかない理由として▽商品ラインナップが十分でない▽規模が小さく、ブランド力が弱い──などを挙げた。10日以上に1回しか本部から商品が配送されていないという声も聞かれる。