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HTC新機種、アップルとの特許問題回避か


ニュース 電子 作成日:2011年12月14日_記事番号:T00034348

HTC新機種、アップルとの特許問題回避か

 米アップルが宏達国際電子(HTC)を提訴している特許侵害訴訟の一つについて、台湾時間のあす(15日)早朝に米国際貿易委員会(ITC)が最終判決を発表する。こうした中、米投資誌バロンズが、コリンズ・スチュワートの半導体産業アナリストによるレポートとして報じたところによると、HTCは係争中の特許問題が回避できるよう、携帯電話設計を見直しているとみられる。ただ、HTCは「最終判決の結果を見てすべて決定する」とコメントしている。14日付蘋果日報が伝えた。

 コリンズ・スチュワートのアナリストによると、HTCは、現在、携帯電話に採用しているITO(酸化インジウムスズ)タッチパネルがアップルの技術と類似しているためこれを避け、タッチコントロールICのサプライヤーをアトメルから、シナプティクスまたはサイプレスに変更する可能性があるという。

 HTCの昨年の米国市場における売上高は約50億米ドルに上り、同社売上高全体の53.8%を占めた。ITCの最終判決が、HTCの特許侵害を認めるものであれば、米国での販売が禁じられ、大きなダメージを受ける可能性がある。