ニュース 社会 作成日:2011年12月15日_記事番号:T00034361
14日発売の週刊誌、壱週刊は、国民党政権が台湾最大の伝統劇、歌仔戯(ゴアヒ)の有名劇団「明華園」に不明朗な資金支援を行い、公演の場を利用して政治活動を行っていたとする記事を掲載し、明華園と国民党の立法委員が強く反発している。
同誌は、明華園が国民党政権下で、政府補助を伴う公演機会を139回獲得し、補助金2億8,000万台湾元(約7億2,000万円)を受け取っていたとし、一連の行為を「行政中立の原則」に反すると非難した。また、国民党の立法委員4人を名指しし、公演の場を政治活動に利用していたと指摘した。
これについて、明華園の陳勝福団長は、報道内容を完全に否定し、同誌が2日以内に補助金に関する具体的な根拠を示さない場合、提訴も辞さない構えを示した。
陳団長は「明華園は政府補助による公演に参加している劇団の一つにすぎず、選挙候補者が舞台に上がることもない。何をもって選挙応援というのか」と反論した。
また、名指しされた立法委員も記者会見を開き、明華園を集会に招いた際に政府の補助を申請した事実はないなどと説明した。
一方、立法院民進党議員団の蔡煌瑯幹事長は「補助金2位の劇団に対する補助金は1,300万元にすぎず、明華園への補助金と20倍の開きがある」などとして、馬英九政権による予算分配には問題があると主張した。
明華園は陳勝福団長の妻で看板スターの孫翠鳳氏が、熱烈な国民党支持者として知られる。
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