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「テグラ3」需要、台湾メーカーに恩恵期待【表】


ニュース 電子 作成日:2011年12月15日_記事番号:T00034382

「テグラ3」需要、台湾メーカーに恩恵期待【表】

 グラフィックIC大手の米エヌビディアが先ごろ発表した、世界初の4コア仕様のARMプロセッサー「テグラ3(Tegra3)」に対する市場の反応が良好で、来年以降、スマートフォン、タブレット型パソコンへの採用が広がりそうだ。テグラ3の来年の出荷量は、テグラ2の2倍の2,500万個以上に達する見通しで、ファウンドリーの台湾積体電路製造(TSMC)、パッケージング・テスティング(封止・検査)業者の矽品精密工業(SPIL)などエヌビディアのサプライチェーンに属する台湾メーカーへの恩恵が予想される。15日付工商時報が伝えた。

 テグラ3は、華碩電脳(ASUS)、宏碁(エイサー)、サムスン電子、宏達国際電子(HTC)、モトローラ、LGエレクトロニクスなどが採用を決めている。エヌビディアによると、既存のテグラ2はタブレット型PC23機種、スマートフォン13機種に採用されたが、演算機能が優れたテグラ3の採用機種はそれをはるかに上回る見通しだ。

 テグラ3は、TSMCの40ナノメートル製造プロセスで生産される。このほか、サプライチェーンに連なる封止・検査のSPIL、台湾星科金朋半導体(STATSチップパック・タイワン)、プリント基板メーカーの欣興電子(ユニマイクロン)などへの恩恵が確実視されている。