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台湾人高校生が中国で悪ふざけ強盗、求刑10年にがく然


ニュース 社会 作成日:2011年12月16日_記事番号:T00034387

台湾人高校生が中国で悪ふざけ強盗、求刑10年にがく然

 今年3月、中国・江蘇省昆山市の台湾人学校に通う、台湾人企業家を親に持つ高校3年生男子2人が、パーティーに参加して飲酒した後、「度胸試し」をしようと後輩を引き連れて路上で強盗を働き、警察に逮捕されていたことが明らかとなった。犯行に加わった7人は取り調べに対し「金が欲しかったわけではなく、ただの悪ふざけだった」と話したというが、3年生の2人は既に中国では成人に当たる18歳に達していたことから逮捕、起訴され、懲役10年が求刑された。16日付蘋果日報が報じた。

 これを受けて2人の家族らは、中国司法当局に減刑と更生の機会を求めて奔走したが、調停の過程で詐欺に遭うなどしたため、最終的に台湾の対中窓口機関、海峡交流基金会(海基会)に支援を求めた。現在も保釈に向けた努力が続けられているという。

 ある台湾人企業家は、「これまでにも似たような事件でもみ消しが行われたが、今回は外国人に被害を与えたため、どうにもならなかった」と語っている。

 なお10年という求刑について政治大学法学院の王文杰副院長は、中国の法律は罰則が厳しく、窃盗で死刑さえあり得ると説明した。