ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

「両岸協議は継続困難」、92共識否定で=中国政協主席


ニュース 政治 作成日:2011年12月19日_記事番号:T00034415

「両岸協議は継続困難」、92共識否定で=中国政協主席

 中国人民政治協商会議の賈慶林主席は16日、対台湾窓口機関、海峡両岸関係協会(海協会)の設立20周年式典で、いわゆる「1992年の共通認識(92共識)」について、「92年、両岸(中台)がそれぞれ口頭で『一つの中国の原則』を堅持することを表明した共通認識である。これにより両岸協議の基礎が定められた」と発言した。その上で、「『92共識』を否定するのであれば両岸協議の継続は困難だ。既存の協議の成果も実現は難しくなる」と指摘した。「92共識は本来存在しない」という立場の総統選の民進党候補、蔡英文主席をけん制し、選挙情勢に影響を与えることが目的とみられる。17日付中国時報が報じた。

 賈主席は中台関係の現状について、「過去を受けて未来を開く鍵となる時期にある。対抗ではなく平和が、動揺ではなく安定が、後退でなく発展が必要だ」との認識を示した。さらに、「『台独』は両岸交渉の最大の障害であり、台湾の安定と平和にとって最大の災いだ」と語った。