ニュース 電子 作成日:2011年12月19日_記事番号:T00034433
半導体設備業者によると、ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の28ナノメートル製造プロセスによる生産が現在、単月ウエハー投入枚数が4,500〜5,000枚と9月時点の約5倍に増えており、予想を上回るスピードで拡大している。さらに同社は来年、四半期ごとに8,000枚ずつ増加させて、単月4万枚近くまで引き上げる予定だという。19日付経済日報が報じた。
10月に28ナノプロセスの受注および量産開始を正式に発表したTSMCは、同プロセスの売上高全体に占める割合が、第4四半期は前期の0.5%から2%に、さらに来年下半期には10%まで拡大するとの見通しを示している。
観測によると同社は、米国で景気回復が進むほか、タイ洪水によるハードディスクドライブ(HDD)の供給不足問題も来年第1四半期には解決し、半導体市場の景気も同年第2四半期から上向くと見て先端プロセス計画の加速を決めたとみられる。
またTSMCは中部科学工業園区(中科)の12インチウエハー新工場「Fab15」の第3期工事に着工、2013年の量産開始を宣言しており、先端プロセスにおける業界でのリードをさらに広げる構えだ。
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