ニュース 金融 作成日:2011年12月20日_記事番号:T00034442
生命保険業界の新規契約保険料収入は、今年1~11月の累計で前年同期比約17%減の9,035億台湾元(約2兆3,200億円)にとどまった。銀行経由の販売が、28%減の5,135億元に落ち込んだことが響いた。これにより、新規契約保険料収入は通年で1兆元の大台を割り込む可能性が高まった。20日付工商時報が伝えた。
行政院金融監督管理委員会(金管会)保険局が、契約2年目までの解約時に解約手数料の徴収を義務付けたことなどから、利率変動型年金保険の販売が一気に落ち込んだことに加え、保険料全額前払い型の6年物養老保険の責任準備金予定利率引き下げなどの影響で、銀行経由の保険販売は不振に陥った。販路別シェアで銀行経由の販売は昨年の66%から57%に落ち込んだ。
ただ、保険外交員経由の新規契約保険料収入は1~11月に前年同期比6.3%増の3,531億元と好調だった。
新規契約保険料収入の各社シェアは、1位が国泰人寿保険(2,384億元)、2位が富邦人寿保険(1,986億元)だった。ただ、前年同期に比べ、それぞれ23%、32%減少し、両社の合計シェアも前年同期の55%から48%に縮小した。
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