ニュース 電子 作成日:2011年12月20日_記事番号:T00034461
20日付経済日報が業界関係者の話を基に報じたところによると、液晶パネル大手、奇美電子(チーメイ・イノルックス)と友達光電(AUO)が、来年1月の生産ライン稼働率上昇を見越し、一部工場の作業員に対し来年春節(旧正月)休暇を取り消したもようだ。これにより緊急受注が増えていることがうかがえ、パネル価格が安定する中、出荷量、売上高が上向けば、懸念の出ている大手パネルメーカーの財務状況にも改善が期待できそうだ。
観測については奇美電、AUOとも「稼働率は状況を見て調整する。顧客からの受注状況についてはコメントしない」と回答している。
業界関係者によると、奇美電とAUOは、景気低迷を受けて、水道・電力などのコストを節約するため春節期間に一部工場を閉鎖する計画だった。しかし、ここへ来て、緊急受注、新製品発売、在庫水準の低下といった要因から稼働率を引き上げる必要に迫られているという。
特に中国における販売店の在庫は既に底をついており、パネル価格がここ数カ月安定して推移している状況を見た川下のブランド業者や販売業者がパネル調達を再開しているようだ。
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