ニュース 電子 作成日:2011年12月20日_記事番号:T00034463
メモリーモジュール大手、威剛科技(Aデータ・テクノロジー)の陳立白董事長は19日、DRAM価格について「既に下落の余地はなく、12月〜来年1月にかけて上昇が予想される」との見通しを示した。さらに来年第1四半期には大手メーカーによる減産効果が現れ、川下の発注意欲が上向き、今年2米ドルから0.8米ドル前後まで急落したDRAM価格も、来年は1米ドル以上に回復すると予測、全体市況は今年に比べ好転すると語った。20日付経済日報が報じた。
陳董事長は、現在のDRAM価格について、既にサムスン電子以外は耐えられない水準にまで下落しており、出荷を取りやめるDRAMメーカーも出ていると指摘。これが契機となって最近、価格に上昇機運が感じられると語った。
また先ごろ、タイ洪水によるハードディスクドライブ(HDD)供給不足でパソコン出荷に影響が出たことから、PCメーカーがDRAM調達に消極的となり、在庫水準が極めて低下している。HDD供給が来年第1四半期にも正常を回復する見通しの中、川下では価格が上昇する前にDRAMを確保しようと調達を急ぎ、これがさらに価格を押し上げると陳董事長は指摘した。
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