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第4原発建設、年内停止を回避


ニュース 公益 作成日:2011年12月21日_記事番号:T00034474

第4原発建設、年内停止を回避

 建設続行の是非をめぐり論議がある台湾電力(台電)第4原子力発電所(新北市貢寮区)は、同発電所の安全対策を点検する「第4原発安全監督委員会」によって8月、設計、設備、施工、運用テストなどに関する問題が年内に改善されなければ工事中断を提案する方針が示されていたが、20日に開かれた会議で台電が具体的な解決・実行プランを示したことで、「年内」の期限は設けず、今後も監督を継続することで工事続行が決まった。21日付自由時報が報じた。


会議に合わせて100人近くが第4原子力発電所前で建設停止を訴えた(中央社)

 この日、台電が報告した工事の進捗(しんちょく)状況によると、第4原発1号機は11月末の時点で工程の95%、2号機は91%、全体計画の93%が完了している。台電は、台湾内外から経験の豊富な専門家や専門機関を招き、問題点の解決に努めていると強調した。

 安全監督委員会の一部委員は、改善プランに疑問を呈し、「依然、台電には問題解決能力がない」として一時停止を提案したが、多数の支持は得られず工事続行が決まった。