ニュース その他分野 作成日:2011年12月22日_記事番号:T00034506
行政院は21日、経済景気対処策略小組(小委員会)の会合を開き、景気対策の一環として、重大公共建設事業に保険会社の資金を積極的に投資してもらい、内需を拡大することなどを柱とする政策方針を決定した。22日付経済日報などが伝えた。

それによると、政府は生命保険会社の資金を公共建設事業に誘致していく。保険業界も重大公共建設事業への投資に前向きとされ、今後は公共建設事業の証券化、建設公債の発行などを検討していく。
保険会社は規定により、運用資金の10%まで台湾の重大公共建設事業に投資できることになっており、投資上限は1兆3,000億台湾元(約3兆3,500億円)に達する。
同小組は、来年中に民間による投資を促進する20件のプロジェクトを実行に移す構えだ。このうち、財政部が地方自治体、政府系企業と民間が開発で協力することで、324億元の投資誘発効果を見込む。
20件には、▽台中港龍風火力発電所(投資額1,200億元)▽台北駅特定専用区C1、D1共同開発計画(357億元)▽台中港石化工業専業区と石化専用埠頭(340億元)──という3件のBOT(建設・運営・譲渡)事業が含まれる。
一方、行政院金融監督管理委員会(金管会)の関係者は、中小企業向け融資を来年は少なくとも2,000億元拡大する方針で、来週にも銀行と融資枠について協議を行うと説明した。
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