ニュース 金融 作成日:2011年12月23日_記事番号:T00034535
行政院金融監督管理委員会(金管会)は22日、生命保険会社に来年第1四半期から為替変動準備金制度を設けることを決定した。生保業界では為替リスクヘッジ費用を年間700億~800億台湾元(約1,800億〜2,000億円)節約できる見通しだ。23日付経済日報が伝えた。
為替変動準備金制度は、生保会社の海外投資でリスクヘッジを行っていない部分について、0.5%の為替変動準備金を積み立て、為替差損が生じた際、準備金で損益の50%を引き当てることを認めるものだ。当初の資金は特別準備金(危険変動・重大事故変動準備金)の50%に当たる280億元を財源とする。
金管会は新制度が生保会社のリスクヘッジ能力低下につながることを避けるため、節約したリスクヘッジ費用を資本強化に充てること、役員報酬に充てないことなどの条件を付けた。
新制度の実施により、海外投資が多い▽国泰人寿保険▽新光人寿保険▽南山人寿保険▽富邦人寿保険▽中国人寿保険──などが最も利益を受け、来年の収益増につながる見通しだ。
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