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杏国生技と米新薬会社、加齢性黄斑変性症治療薬で提携


ニュース 医薬 作成日:2011年12月23日_記事番号:T00034536

杏国生技と米新薬会社、加齢性黄斑変性症治療薬で提携

 杏輝薬品工業(シンファー・ファーマシューティカル)の子会社、杏国生技は22日、新薬の研究開発(R&D)を行う米MacuCLEARに出資すると発表した。今後、双方はドライ型加齢性黄斑変性症(AMD)用目薬の開発で協力し、3兆米ドル規模の世界市場で商機を狙う。23日付工商時報が報じた。

 鄭慧文・杏輝薬品営運長によると、AMDは中高年に最も多い眼疾患。そのうちドライ型AMDは、国際AMD連盟の2010年統計で、AMD全体の90%を占めた。しかしドライ型AMDに対する有効な非侵襲的治療薬はなく、世界が高齢化に向う中、今後大量の薬品が必要になるとみられる。

 朱懐祖・杏国生技総経理は、「今回の提携ではMacuCLEARが開発した既存薬の新たな使用を米食品医薬品局(FDA)に「ファストトラック」(優先承認審査制度)を利用して申請することを目指す」と説明。同薬品は市場で不足しているため、臨床試験が短縮される可能性もあるとしている。