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11月の工業生産指数、27カ月ぶりマイナス成長【図】


ニュース その他製造 作成日:2011年12月26日_記事番号:T00034560

11月の工業生産指数、27カ月ぶりマイナス成長【図】

 経済部統計処が23日発表した11月の工業生産指数は125.96ポイントで前年同月から3.55%下がり、過去27カ月で初めて前年同月比マイナスとなった。欧州財政危機の影響で市場の購入意欲が鈍ったため。同処によると、12月もマイナス成長が続くが、来年1月の春節(旧正月)に向けた需要で、マイナス幅は縮小するとみられる。24日付工商時報が伝えた。

 このうち比重の最も大きい製造業の指数は同4.22%減だった。中でも電子部品業は同9.34%減と2009年9月以来の低水準となった。ただパソコン・電子・光学製品業は17.86%増と、唯一2けた成長を維持している。年末を控えて業者が新機種や低価格品の調達量を増やしたことなどが寄与したという。

 黄吉実・同処長は、生産動向は今後徐々に鈍るとみられるものの、世界金融危機のさなかのように突然70%も下がることはないとの見方を示した上で、経済情勢はソフトランディングすると予測した。なお今年の製造業生産指数の上昇率は5%が確実で、来年第1四半期に底を打つとみている。