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鴻海・長虹の四川スマホ工場着工、年産1千万台


ニュース 電子 作成日:2011年12月26日_記事番号:T00034577

鴻海・長虹の四川スマホ工場着工、年産1千万台

 鴻海科技集団(フォックスコン)傘下、富士康国際(FIH)が、中国家電大手の四川長虹集団との合弁で建設する四川省綿陽市のスマートフォン工場が正式に着工した。総投資額は7億人民元(約86億円)。年産能力は1,000万台、年間売上高150億人民元を見込む。24日付工商時報が伝えた。

 アナリストによると、長虹集団傘下の国虹通訊数碼の昨年の携帯電話生産量は約800万台で、新工場の主要発注元となることが見込まれる。国虹は、新工場設置を機にミドルエンド・ローエンド機種からハイエンド機種の生産に転換したい考えだ。

 一方、富士康は、北京小米科技から、グーグルのアンドロイドをベースとした独自の基本ソフト(OS)搭載のスマートフォン「MI−ONE」を受注した。小米科技は、中国聯合網絡通信(チャイナ・ユニコム)から100万台を受注し、生産能力を増強する必要から富士康への委託生産を決めたと説明した。富士康は来月から生産を開始する予定だ。

 富士康は当初、長虹集団と四川省で第8.5世代の液晶パネル工場を建設する計画だった。しかし中国政府の認可がいまだに得られず、先にスマートフォンの工場建築に乗り出した。