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不況で占いブーム、会社員の7割が体験


ニュース 社会 作成日:2011年12月27日_記事番号:T00034583

不況で占いブーム、会社員の7割が体験

 世の中が不景気になると「算命(占い)」の人気が高まる。先行きが不透明な中、占いに頼りたくなる不安な気持ちは誰しも同じようで、いま、占いがちょっとしたブームだ。

 オンライン求人求職情報サイト「yes123求職網」が12月6~16日、インターネットで実施したアンケート調査(有効回答数1,335件)によると、占いをしたことがあるサラリーパーソンは68%と、7割近くに上った。占った回数は年間平均3回以上だった。

 今年は9月以降、占いをするサラリーパーソンが10~15%増加している。どうやら無給休暇やリストラに踏み切る企業が急増したことが関係しているようだ。この占いブーム、春節(旧正月、2012年は1月23日)前には、42%とピークを迎える見通しだ。

 占いたい内容のトップ3は、仕事・事業(49%)、恋愛・結婚(23%)、学業(8%)。業種別で見ると、占いが好きなのはマスコミ、保険、百貨店業界のサラリーパーソンだった。

 人気が高い占いは「四柱推命」が59%で最多。「紫微斗数(しびとすう)」(43%)、「人相・手相」(39%)が続いた。易経占い、星占い、心理テスト(いずれも34%)やおみくじ(33%)派も。

 占いの内容は「よい仕事が見つかるか」(32%)、「昇給・ボーナスアップ」(29%)、「会社倒産、リストラ、無給休暇の有無」(18%)と、サラリーパーソンの切実さがうかがえる。

 台湾で仕事や商売運を司る神様といえば、三国志の勇将、関羽(かんう)だ。調査によると、仕事運祈願に参拝する対象の1位は関羽(18%)で、媽祖(航海・漁業の守護神)(17%)の人気も高かった。

 また、開運方法としては、「水晶を身に付ける」(49%)や「デスクに観葉植物の開運竹(ミリオンバンブー)を置く」(22%)といった手軽な方法が多かったが、中には「プチ整形」(9%)という回答も。

 なお、1回の占いにかけるお金は、49%が500台湾元以下。平均では573元だったが、無料占いを利用するケースが33%と最も多く、不景気を反映している。