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聯米企業、台湾米360トンを日本輸出


ニュース 農林水産 作成日:2011年12月28日_記事番号:T00034624

聯米企業、台湾米360トンを日本輸出

 「中興米」ブランドで知られる聯米企業(彰化県)はこのほど、日本の米穀商社、木徳神糧から台湾産米「台南11号」360トンの発注を受け、27日に行政院農業委員会(農委会)の陳武雄主任委員らが出席する中、出荷記念セレモニーが行われた。28日付中国時報が伝えた。


台湾米は昨年の対日輸出実績はゼロ。今年一挙に増えた背景には、福島第一原発の事故による食品の放射能汚染への懸念があるとみられる(28日=中央社)

 関係者によると、木徳神糧の服部俊朗社長が今年11月、台湾を訪れ、高い食味値(米に含まれる成分の含有量を測定し、おいしさを総合的に評価した数値)を示した聯米企業のコメに注目。農薬残留値を慎重に計測した上で、日本への輸入を決めた。27日に出荷されたのは108トンで、日本で飲食店や学校などに販売される。また、来年1月以降の輸出分は10キロごとに包装され、スーパーマーケットで市販される。

 台湾産のコメがこれだけまとまった形で日本に輸出されるのは、戦後初めてとみられる。日本の業者は今年、台湾米440トンの輸入枠を獲得しており、2004年10月に台湾米の対日輸出が再開されて以来最大となった。