ニュース 社会 作成日:2012年1月3日_記事番号:T00034639
2011年が終わった。多くの人が新年を希望を抱いて迎えた一方で、1人の男性が2011年が終わると同時に突然生涯を終えた。一体彼に何が起こったのか──?
12月31日の夜、范さん(保険会社経理、39歳)は、大勢の友人や妻と共に新年を祝うため台中市内のマンション22階にある友人宅にいた。そしていよいよ年越しという11時55分ごろ、范さんは友人2人と一緒にベランダでタバコを吸っていた。友人たちはすぐリビングに戻ったが、范さんはもう1本吸いたいと言い、「カウントダウンが始まったら呼んでくれ」と妻に頼んで一人ベランダに残った。
事件はその直後に起こった。みんなが大声で「10、9、8、7…」とカウントダウンを始めたとき、范さんの妻は夫がベランダにいないことに気付いたが、もう部屋の中へ入ったのだろうと思っていた。カウントダウンが終わり「新年おめでとう!」という言葉が飛び交う中、友人らも范さんがいないことに気付き、全員で部屋のあちこちを探したが見つからない。この時1人がベランダに靴が残っていることを発見し、まさかと思いながら下をのぞくと、地上で倒れている范さんの変わり果てた姿があったという。
なぜ転落してしまったのか。1人でベランダにいたため他殺は考えらない。また、范さん夫妻は共働きで別々の保険会社で経理を務め、収入は安定、借金もなく、2人の子供は大学と高校に進学し、家庭は順風満帆だった。このため自殺の可能性も低く、警察はバランスを崩して自分で落ちた事故死を疑っている。しかし、ベランダの柵は115センチメートルで、身長170センチの范さんの場合、身を大きく乗り出さない限りまず落ちない高さだ。范さんの飲酒量は決して多くなかったそうだが、酔っ払っていたのだろうか。「もめごともなかったし、自殺をほのめかしたこともなかった。信じられない」と、妻は失意の中で語った。
友人らと楽しく迎えるはずだった年越しパーティーは、一転して悲劇の舞台に。家族にとっては無念でやりきれない新年の幕開けとなってしまった。
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