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鉄鋼・金属
作成日：2007年10月31日_記事番号：T00003465
ＥＵ業界団体、台湾鉄鋼製品をダンピング提訴
ブリュッセルからの報道によると、欧州鉄鋼連盟（EUROFER）は29日、台湾、中国、韓国から輸入される鉄鋼製品に対し、反ダンピング関税を課すことを求め、欧州委員会（ＥＣ）に提訴した。
同連盟によると、提訴は台湾、中国、韓国の冷延ステンレス鋼板製品と中国の亜鉛メッキ鋼に対してのもの。来週には中国製のブスバー、数週間以内には厚板鋼板に対する提訴も計画しているという。
今回の提訴はＥＵと中国の貿易摩擦における新たな火種となりそうだが、同連盟は「欧州鉄鋼メーカーと安価な製品を求める消費者の利益のバランスを考慮し慎重に対応していく」とコメントしている。
一方、30日付聯合晩報によると、台湾のステンレス業界関係者は、「欧州への輸出比率は高くないため、短期的に影響があっても、長期的な影響はない」との見方を示した。ステンレス大手の燁聯鋼鉄（YUSCO）の場合、輸出に占める欧州向けの割合は10％に満たない。
