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台プラ第6ナフサで事故、製油コスト3.1億元増も


ニュース 石油・化学 作成日:2012年1月3日_記事番号:T00034657

台プラ第6ナフサで事故、製油コスト3.1億元増も

 台塑集団(台湾プラスチックグループ)第6ナフサ分解プラント(雲林県麦寮郷、通称六軽)にある、台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)の重油水素化脱硫(RDS)装置で2日、煙が出る事故が起きたため稼働をストップした。もう1台の装置も故障で停止しているため、台塑石化が保有するRDS装置はすべて停止したことになる。これにより同社は、外部から高価格で原料を調達する必要が生じ、コストが1カ月当たり3億1,000万台湾元(約8億円)増加するとみられる。3日付経済日報が報じた。


炎は出ず、けが人も出なかった(2日=中央社)

 事故の原因は、潤滑油管から油漏れが起きたためと伝えられている。台塑石化の主管は、RDS装置が稼働できないことにより、ガソリンの生産に比較的大きな影響が出るため、復旧までに時間がかかれば輸出量が減る可能性もあると語った。一方、ディーゼル油、航空燃油などに影響はないと説明した。

 なお、曹明強同社総経理は、交換部品があれば、1週間以内に再稼働が可能だと強調した。