ニュース
鉄鋼・金属
作成日：2007年10月31日_記事番号：T00003466
中鴻鋼鉄、振安鋼鉄の債権を取得
中国鋼鉄傘下の中鴻鋼鉄（高雄県橋頭郷）は30日、経営破たんし競売にかけられた振安鋼鉄（高雄市）の債権銀行団から同社の債権を22億1,900万台湾元（約78億5,000万円）で取得すると発表した。振安鋼鉄は安鋒鋼鉄の系列企業で、中鴻鋼鉄はこれを機に安鋒鋼鉄との協力関係を強化する。
31日付経済日報によると、振安鋼鉄の朱挺介副総経理は「中鴻のタイムリーな支援を受け、冷延、亜鉛めっき製品の生産ラインの生産効率を最大化したい」と述べた。
振安鋼鉄は1995年に130億元を投資し、年産120万トンの冷延工場と同30万トンの亜鉛めっき工場を建設し、98年に完成した。しかし、運転資金が不足し、経営が破たんしていた。
中鴻は振安との連携により、亜鉛めっきコイルなどにも取り扱い品目を拡大する。
