ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

バイオエタノールの台湾マザーコスモ、廃棄物原料の新工法発表


ニュース その他製造 作成日:2012年1月4日_記事番号:T00034680

バイオエタノールの台湾マザーコスモ、廃棄物原料の新工法発表

 環境ベンチャーのマザーコスモ(本社・滋賀県甲賀市、山中敏男社長)と泰豊塑実業の日台合弁、台湾可速姆(台湾マザーコスモ)はこのほど、稲わら、古紙パルプ、サトウキビの搾りかす、茶かす、果物の皮などの廃棄物を原料としたバイオエタノール製造法「コスモ繊維アルコール工法」を発表した。生産コストを抑えられ、糖化にかかる時間も一般の7~10日を2日に短縮できるという。4日付工商時報が報じた。

 頼至慶・台湾マザーコスモ董事長は、原料1トンで平均20%のバイオエタノールが製造できる、原料の粉砕、発酵、蒸留を一体化した単体式設備が2,000万台湾元(約5,060万円)以下で設置できると説明。米国のほか、欧州、ブラジル、中国、インドや、台湾のバイオガソリン推進政策で、今後の需要が期待できると語った。

 増田厚司総経理はワイズニュースの取材に対し、カンボジアやフィリピンからも引き合いがあり、特にマレーシアではパームヤシ殻を原料にできれば残りかすも有機肥料の基にできる点が注目されていると語った。