ニュース 電子 作成日:2012年1月4日_記事番号:T00034686
台北市政府は3日、高速で安価なインターネット接続環境を提供するため、光ケーブル網の整備を外部委託し、落札業者の「台湾智慧光網聯盟」と契約を結んだ。4日付中国時報などが報じた。

台湾智慧光網聯盟は台通光電(TCC)、真毅営造、帆宣系統科技(MIC)、皇輝科技、麟瑞科技(リングライン)の5社で構成するコンソーシアムで、今後25年間に約400億台湾元(約1,000億円)を投資する。台北市では、2014年半ばまでに全世帯の32%、15年半ばまでに56%、15年末までに80%をカバーできるとみている。来年には内湖、松山、南港の各区で現在より10%割安で、接続速度100メガビット毎秒(Mbps)の高速インターネットが利用可能となる見通しだ。
光ケーブル網の整備は、2009年に外部委託計画が示されたが、ケーブル設置工事の困難さがネックとなり、過去5回の入札は不調に終わっていた。しかし、下水道網にケーブルを敷設することを認めることで、工事推進のめどが付いた。
郝龍斌市長は「台北市では下水道が100%普及しており、光ケーブルを下水道に敷設すれば、4年以内に3,000キロ以上の敷設が可能で、台北市は台湾初の光ケーブルスマート都市になる」と述べた。

コンソーシアムに78%を出資する台通光電の李慶煌董事長(左)は「26年にはコストを回収できる見通しだ」と述べた(3日=中央社)
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