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企業家の馬氏支持表明、「圧力によるもの」=蔡英文氏


ニュース 政治 作成日:2012年1月5日_記事番号:T00034696

企業家の馬氏支持表明、「圧力によるもの」=蔡英文氏

 14日投開票の総統選で、大企業グループの著名経営者が最近相次いで馬英九氏(国民党・現職)、または馬氏が主張する「1992年の共通認識(92共識)」への支持を表明していることに対し、野党・民進党候補の蔡英文氏は4日、「わたしが知ったところによると、一部の企業家は政治的圧力を受けてやむなく支持を表明している。ある企業の責任者から、圧力によって支持を表明したが、従業員たちには蔡英文をするよう言っているという話を直接聞いた」と語り、本心では馬氏を支持しているわけではないとの見方を示した。5日付中国時報が報じた。

 なお、4日は新たに奇美実業の梁錦祥董事長が「ここ数年で得られた大陸(中国)との安定した関係は継続しなければならない。為政者は後退させてはならない」と、馬氏支持と受け取れる発言をした。奇美実業は創業者の許文龍氏が独立派で、梁董事長は許氏の妻の弟に当たり、また今回の立法委員選挙で台中市第6選挙区で立候補している民進党の林佳龍候補は娘の夫で、独立派陣営と関係が深いとみられている。

 このほか、陽明海運(ヤンミン・マリン・トランスポート)の盧峰海董事長が同日、「馬呉港航後援会」に出席し、同会の全国総招集人に就任した。