ニュース 建設 作成日:2012年1月5日_記事番号:T00034700
大手デベロッパーの一角、興富発建設が予約販売物件の価格を大幅に引き下げると発表したことについて、ライバル各社は追随値下げに慎重な姿勢だ。
5日付工商時報によると、遠雄企業集団(ファーグローリーグループ)、華固建設、郷林建設の経営陣は4日、異口同音に「追随はしない」とした。遠雄と郷林は値引き拒否戦略で、逆にブランド価値を高めたい構えだ。
遠雄企業集団の蔡宗易副総経理は「2006年以来、値引きなしの戦略を取っている。財務上の必要も販売率の圧力もないため、追随する必要はない」と断言した。
華固建設の鍾栄昌董事長は「興富発による値下げは、周辺の実勢価格並みに合わせたにすぎない。ましてや、興富発の物件は最高級住宅とは言えないため、値下げは正しい判断だ。華固は(高級物件なので)追随値下げは行わない」とした。
郷林建設の賴正鎰董事長も「興富発による値下げに追随することはなく、市場に影響を与えることもない。7月からの不動産の実売価格登録実施で、表示価格が実売価格に近づけば、値引き拒否戦略を取る上で絶好の機会となる」と述べ、今年から値引きに応じない戦略に転じる考えを示した。
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