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92共識、企業家・産業団体が続々と支持表明


ニュース 政治 作成日:2012年1月6日_記事番号:T00034725

92共識、企業家・産業団体が続々と支持表明

 総統選挙の投開票日が迫る中、馬英九総統が対中関係の基礎とする「1992年の共識(92共識)」の支持を明言する企業家や産業団体幹部が増えている。中華民国全国商業総会(商総)の張平沼理事長らは5日、「92共識の基礎が壊されれば、台湾経済の安定性が非常に心配だ」などと懸念を表明した。6日付工商時報などが伝えた。


張平沼・商総理事長(右)のほか、秀泰影城(ショー・タイム・シネマズ)の廖治徳董事長(左)らも92共識の支持を表明した(5日=中央社)

 新たに92共識支持を明言したのは張理事長のほか、▽商総の王応傑・監事会召集人▽中華民国全国工業総会(工総)の陳武雄理事長▽国産実業集団(ゴールドサン・グループ)の林孝信総裁▽晶華国際酒店集団(フォルモサ・インターナショナル・ホテルズ)の潘思亮董事長——だ。

 張理事長は「台湾経済は貿易主導で、中国と距離を置いて発展できない。中国に過度に依存するべきではないが、現時点では中国無しというわけにはいかない」と説明した。

一方、民進党の総統候補の蔡英文主席は5日、こうした動きについて「馬総統が中国や大企業グループと一緒になって、92共識を受け入れるよう台湾住民に迫っていることこそが、台湾が不安定な原因だ」と批判した。