ニュース 社会 作成日:2012年1月6日_記事番号:T00034726
陳水扁前総統は6日、収監されている台北刑務所を法律に基づく特別処置で一時的に出て、台南市新営区に向かい、昨年12月31日に死去した義母の呉王霞さんの初七日の法要に参列した。中央社電が伝えた。
義母の霊前でひざまづいた陳前総統。弔いの言葉というよりは政見演説だったとの声も聞かれた(6日=中央社)
午前9時前に法要会場に到着し、霊前でひざまづいた陳前総統は「絶対に台湾人民に申し訳ないことはしていない。一家は台湾のために十字架を背負った」などと20分にわたる弔文で無実を訴えた。会場では厳戒態勢が敷かれる中、支持者らが「阿扁(陳前総統の愛称)無罪!」などと叫んだ。
台湾では法律により、親族の葬儀などに参列が認められることがあり、刑務当局は陳前総統に手錠などをかけない一定の配慮も見せた。陳前総統は午前11時ごろに現地を離れ、刑務所への帰途に就いた。
政界では、総統選挙まで1週間という時点で、陳前総統が外部に姿を見せたことは、選挙情勢に微妙な影響を与えるとの声もある。このため、民進党の蔡英文候補サイドはピリピリとしたムードに包まれたが、同党立法院議員団の蔡煌瑯幹事長は「陳前総統の弔文の内容は感傷的なものだったが、事件に対する社会の見方は固まっており、蔡候補の選挙情勢には影響しない」と強調した。
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