ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

中国信託人寿が正式発足、退職者向け商品重視


ニュース 金融 作成日:2012年1月6日_記事番号:T00034728

中国信託人寿が正式発足、退職者向け商品重視

 大都会人寿保険は5日、社名を「中国信託人寿保険」に改称し、記念パーティーを開いた。同社は2015~16年にも退職者向け保険市場をリードするブランドの確立を目指す。6日付工商時報が伝えた。

 中信人寿への社名変更は、中国信託金融控股(中信金)が米生命保険大手メットライフから大都会人寿保険の全株式を取得し、中信金グループに編入されたことに伴うものだ。中信金は昨年3月に大都会人寿を1億8,000万米ドルで落札し、10月までに行政院金融監督管理委員会(金管会)の認可を取得、11月に株式取得手続きを終えていた。

 大都会人寿は、昨年12月の新規契約保険料収入が5年ぶりの最高水準となる14億台湾元(約36億円)に達するなど、中信金グループ入りを果たしたことによる販路拡大効果が早くも表れていた。

 中信人寿は「まずは電話によるマーケティング、銀行経由の販売、保険ブローカー経由の販売を組み合わせて業務展開する。電話マーケティング要員は業界最多の405人をそろえ、銀行経由の販路も20行に拡大した」と説明している。

 今年2月からはコンビニエンストアのセブン−イレブンの店頭端末で保険金請求書を無料でプリントアウトするサービスと、着払いの宅配便で保険金請求書を受け付けるサービスを開始する計画だ。